【連続学習会第8回】「途上国に押し付けられた水の私営化と抵抗する民衆」

(以下、転送・転載大歓迎)


ジュビリー滋賀7月例会(連続学習会「債務・援助・賠償」第8回)

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    「途上国に押し付けられた水の私営化と抵抗する民衆」

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ボリビアコチャバンバでのデモ行進「水は、我々のものだ、Carajo(くそったれ)!」、「水はみんなのもの」)
出所:ボリビア・フォトエッセイ: 水戦争の記憶と世界気候会議の準備
http://upsidedownworld.org/main/bolivia-archives-31/2455-bolivia-memories-of-the-water-war-and-preparation-for-the-world-climate-conference  


 お話:堀内葵さん(AMネット)+短い映像


(写真:関西NGO大学で講師として報告されるAMネット事務局長の堀内葵さん〔右端〕)


この間、途上国では水〔水道事業〕の私営化がIMF国際通貨基金)などの融資の条件として押し付けられてきました。その結果、多くの場合料金が上がり、さらにはコストを下げるために設備の維持や更新がおろそかにされました。より儲けるために。



(2000年、ボリビアコチャバンバでは蜂起した民衆が多国籍企業を撤退に追い込んだ)


しかし、生活に打撃を受けた住民たちは黙ってはいませんでした。各地で私営化に反対し、立ち上がりました。たとえばボリビアコチャバンバ多国籍企業ベクテル社の子会社に上下水道の運営が委託され、私営化が行われたときには、数万人の人が路上に出て抗議行動をやり続けて私営化を撤回させました。さらに私営化に反対をする中で清潔な水を十分に手に入れられることが人のもっとも基本的な権利であるとの考えを生み出し、広めています。

実際、ウルグアイでは2004年に住民投票を通して「水へのアクセスは人権であり、公営企業が担うべき」という条項が憲法に付け加えられました。

森林・生態系の破壊、環境汚染、砂漠化などにより、地球のどこでも使える水が急速に限られつつあるなかで、政治任せではなく私たちが水をどう捉えそしてどのようにして分かち合っていくのかが問われているのではないでしょうか?

そこで今度の例会では、国内外の水問題について情報を集め発信しているAMネットの堀内葵さんを講師に招き、映像も交えながらお話いただきます。ぜひ、一緒に水について考えましょう。


日時:7/16〔金〕 19:00〜21:00

場所:草津市立まちづくりセンター308号室
(JR草津駅西口徒歩3分) 
JR草津駅西口から琵琶湖方面に直進徒歩、約200m
http://www.joho932.net/5000.html
✴いつもの例会と場所が違います。ご注意ください

参加費:500円 申し込み不要

主催:ジュビリー滋賀 

連絡先njrbf977〔アットマーク〕ybb.ne.jp (堀池)